sugar-free

「おあずけとなった今年の夏のいい日を、きっと俺達はとり返そうぜ」

彼女が死んじゃった。

うむむむむぅ。


「次作の悲哀」とでも申しましょうか……。


ちとがっくししました。
全体的に分かりやすくしすぎかな?という印象。
特に以下の2点。

  • ハジメにゆかりの詩を言わせてしまった

前回、あえて歌の形でしか見せなかったことによって、じっくり歌を聴かせ、メロディとともに沁みてくる効果が出ていたのに。せめて回想かモノローグにして欲しかったかも。

これもちょっと直接的過ぎてひいてしまいました。だって、俺の明日について焦ってるのなんて今までかっちり見せてくれてたじゃん! せっかく子供がいるんだから無邪気な子供を見て「あの頃の未来に僕らは立っているのかなぁ」的展開(ってこれもベタですがこれには弱い)にするとかの方が入り込めたかもしれません。それじゃ「青い春」みたいになっちゃうかな。

あと、夜遅くのシーンに多くの子供が自分たちだけで行動しているのもちょっと。最近は子供も暗くなってからも一人で行動しちゃうのかなぁ? 夜遅くに外で子供を見る機会って以前よりは増えたと思いますが、私は親が一緒の子しか見たことないので。はっ、なんかこれって「手をつないで徒競走」を良しとする親みたい??

陣内さんはよかったです。生き生きしちゃってておもしろかった。

でもまだ期待はしているんです。前回がホントによかったので、デビュー作がすごくよかったアーティストの次のCDに感じる違和感、と同質の気持ちが生まれてしまったみたい。