思い立ってついがんばって作ってみたピールチョコ、オレンジとレモンのピールが硬くて硬くて、「飴になっちゃったの」てくらいであればよかったんですが、飴というにはちょっとやわらかい、という絶妙な中途半端さ加減だったもので、やっぱりプロに任せることにしたのでした。
だものでやってきました、新宿タカシマヤ。
しょうがないよね。
しっぱいしちゃったもんね。
配るの買わなくちゃね。
注目すべきはPatchiのジャンドゥーヤ!3色9個入りのやつ。
以前にドバイ帰りの知り合いが買ってきてくれておいしかったのです。やっと会えたね……。
本当はジャンドゥーヤだけはいった箱のものもあったのですが、えらく早い段階で完売したらしく。まあ最終日前日に来ているので、そこはあきらめて、ジャンドゥーヤもはいった箱を買ってきました。
ゴールドの包みがジャンドゥーヤ、緑のがクリスピーが入ったチョコ、ピンクのはホワイトチョコ(クリスピー入り)でした。どれもサイズが大きくて、高さも硬さもあるので「ヴォリッ」て食べることができます。食べ応えがあって満足度高い。来年はアムール・ドゥ・ショコラも開催時期ちゃんとチェックしなくちゃ、これを買うために!
それと、初めて買ってみたデメルの猫舌チョコ、ヘフティのクッキーサンドチョコ。これが「会社で、義理チョコよりは“お世話になってます!”の気持ちがたくさん盛られてる」方々へ配るチョコセット。
デメルの猫舌チョコ、いままで「かわいい箱……」と店頭でうっとりするだけで買ったことなかったのですが、シンプルだけどしっかり丁寧に作られたことがわかる、なめらかなソリッドチョコ。冷蔵庫にいれといたら、前歯をちょっとあてただけでカコって割れて口の中に入ってくる感覚も含めてとてもおいしい。
それから、オーヴォン・ビュータンのミントのチョコと、ピュイサンスの(おそらく)スタンダードなチョコ。パティシェリアとしての出店だったみたいで、この2店+ノリエットの出しているボンボンショコラはアラカルトで買うことができました。なので、わたしも2個入りの箱に2店のチョコを1個ずつ入れてもらったのでした。
オーヴォン・ビュータンのはミントのだけ、悪い言葉でいえば、売れ残ってました。そしてミントチョコを愛するレベッカ世代(もういい)の私はそれを喜んで買ってきたわけです。普通であればちょっと苦手な「噛んだらとろりと甘いのが中から出てくる」タイプのチョコでしたが、中のミントがきつすぎず甘すぎずなので、驚くほどすんなりと外側のチョコと合わさって香りました。これおいしいわ。歯磨き食べてるみたいって、これなら誰も言わないんじゃないのかな。
つかパティシェリアが2/22でなくなるって書いてあってすごくショック。確かにオーヴォン・・ビュータンがあまり仕入れられなくなってから足が遠のきがちでしたが……。そうじゃないとペイしないからなんでしょうけれど、お店に変則的な枠を取り入れる(今週のパティシエ、みたいに週替わりでお店を変える)か、価格をもう少し抑えるかしてくれてたら、もうちょっと通ったような気がします。……しかしオーヴォン・ビュータンのパラディ、また尾山台まで行かないと食べられなくなっちゃったのだな。
それから買うことはできなかったんだけどこの店!
読めない!(イルサンジェーだそう)
会場のはしっこ、向かいのお店で試食をやってたタイミングからか、ややひっそりとしていたブース。お花が描かれた丸い箱がきれいだなぁ、ってちょっとのぞいてみたらお店の方が説明してくれました。フランスで4代続くショコラティエの家系で、各代で得意なチョコレートのレシピ&ボックスセットを用意しています、とのこと。ふーん、かわいらしい箱から想像するよりずっと本格的なお店なのねぇ、って「少し味わっていただけますか?」と試食を棚から出して渡してくれるのを受け取りながら、横目で確認したら、「2粒入りのボックスが1800円」という衝撃価格を目にしました。渡してくれた試食用チョコは、まさに爪の先ほどの、なにこれ、PCボードの緑の上にのってる使わない端子にかぶってる黒い奴ほどの大きさのは!(わかりにくいたとえ) すっごいたっかいんですねぇ!て素直に言いながら口に含んでみたら、舌先にのっかった瞬間に芳醇な香りとともに溶けていきました。うわっ……、こんなの初めて……。やー!とにかくすごかったです。たっかいはずですねぇ!て言っちゃったもの(おばちゃん)。
私が試食したのは4代目、現役のショコラティエのお得意チョコでした。
たしかに他の代のも食べてみたくなる。
調べてみたら、昨年まではサロン・ドゥ・ショコラに出店されていたお店だそうで。うん、なっとく(お値段とおいしさが)。お店は出ていなかったけれど、今年もサロン・ドゥ・ショコラのセレクションBOXにはここのが入っていたそうです。それから今年は渋谷マークシティ下のイベントスペースにも出店されていたそうですね。
お店はフランスの田舎なので買いに行くことはとても難しそう。私が食べたのはごくスタンダードなカカオのチョコでしたが、スパイスの効いた変り種のがお得意らしく。うーん、来年まで考えてもほいほい買うのは難しそうな一品ですが、いつか一度だけ*1食べてみたいな。
*1:ここポイント