sugar-free

「おあずけとなった今年の夏のいい日を、きっと俺達はとり返そうぜ」

もう一度、この手に / シベリア少女鉄道スピリッツ @ 王子小劇場

作・演出:土屋亮一
出演:石田剛太(ヨーロッパ企画) 大杉さほり(虚構の劇団) 加藤雅人(ラブリーヨーヨー) 上福元沙織(無所属・新人) 篠塚茜(シベリア少女鉄道) 高松泰治(ゴキブリコンビナート) 藤原幹雄(シベリア少女鉄道) 吉田友則(漢の仕草)
声の出演: 町田マリー毛皮族

ko-moto2011-01-09

オムニバス形式、とサイトに書かれていたのですね。当日パンフを観て初めて知りました。

まあまあまあまあ、というのが最初の感想です。

途中の前フリという扱いになっている数作品*1を観ている間、何度か触れたシベ少作品からして、「この後に必要であるからこそのこの時間」と分かってはいるのですが、わざとといえどもかみあっていないお芝居と険悪な雰囲気がとても長くてつらかったです。年明けからいろいろうまくいかないことが多くてイーッとなっている中で観にいっていた、という自分のコンディションもあって。最終的にその雰囲気が打破されるオチはもちろん用意されていて、「おお」とは思ったのですが、それまでに蓄積された重たい気分がすかっと晴れるまでにいきませんでした。
それと、お芝居をしている役者さんたちをお芝居の外側からアナウンスする、という*2メタ構造。最近、演出手法とか構造とか考えるのにも疲れてしまっているので、素直に「おもしろい」と感じることができませんでした。暗転もちょっと多すぎたような。
……こうして書いてみると、自分のコンディションとマッチした作品でなかったってだけのような気がしてきました。昨年の作品のようなパッキリなスッキリ感を求めすぎていたのかもしれません。決しておもしろくなくはなかったです。


これはやっぱ何度観てもすき。


(追記)
BGMを検索されてくる方がいらっしゃるので。
転換のときの音楽は渋さ知らズ「Pチャン」でした。

オープニングの女性Vo.曲は分からないです。土岐さんかしら?て思ってた。



たたんだ中に当日パンフに記載されていた演目タイトルを書いています。

How are you?
教え
業×業
終わりの始まり
It doesn't hear it
柔らかな銀行
深黒
COMING SOON
See you again!

*1:タイトルがついているので「作品」と書きました

*2:この言葉、できれば使いたくないのですが