sugar-free

「おあずけとなった今年の夏のいい日を、きっと俺達はとり返そうぜ」

トイストーリー3


人生2つ目の3D映画ですよ。アリス観に行ったときに予告編で観て、これは3Dで観たら面白そう!とワクワクしてたのでした。
思ったとおり、1も2も観ていないけれど思う存分楽しむことができました。途中から3Dだなんだってすーっかり忘れて世界に没入しましたよ。おもちゃたちそれぞれがどんどん愛おしくなってしまうのね。ダークナイトといい、ここのところハリウッド的な、いいやつはとことんいいやつで、悪いやつはとことん悪いやつ、みたいなのなくなっているのかしらね。うれしいことです。

ハラハラさせてくれる具合もよかったなぁ。トムとジェリーとかピタゴラみたいな結果的にうまくいっちゃうところと、なんでそっちに転んじゃうんだよー!なところとのバランスがすごく心地よかった。ここが偏りすぎるとさめちゃうひねくれものでも大丈夫でした。

それにしても年代的にバービーとケンにはなじみがないってのもあるんでしょうが、ケン……。あれ、人気、あるのかしら。
自分を振り返ってみると、おもちゃにあまり縁のない子供時代を送ってました。ほこりアレルギーだったのもあって、まずぬいぐるみを持たせてもらえなかったんですよね。リカちゃん人形ひとつとリカちゃんハウスひとつ。あとは迷路の上をうまいことボール転がすのとかスマートボールとか、そういうゲームっぽいものばっかりだった。あれはいつ頃処分したのかなぁ。……はっ、映画と関係ない自分語りに。


こういうタイプの映画は、夏休みとかGWとかの大きなお休みのときに港北ニュータウンの映画館に真昼間に観にいくようにしてたんです。お子様たちに囲まれて、彼/彼女らの素直な驚きや楽しさの表現を目や耳の端に感じながら観るのが最高に楽しいから。今回は時間のやりくりできずに夜の銀座になってしまって残念だなー、なんて思っていたら、お隣が素直に物を口にする女子大生っぽいコだったもんだから楽しかった。「おわーびっくりー」とかつぶやいてるの。他の映画だったらムムとなってしまいそうだけど、この映画ではとってもよい効果音でした。(映画の中のおもちゃたちだけでなく)きみもかわいいわ!て思いながら観たのです。