ニューアルバム「凪」のツアーファイナル。
だいぶ前に「お、2階席まだ買えるじゃん」というどうかと思う理由で購入したチケット。あのときの自分の頭を全力でなでくりまわしてあげたい。これまでに観たキセルのライブの中で一番だ！と迷いなく思いました。そんなにたくさん観たことないけど。
特にギンヤンマ以降の流れ。ギンヤンマで楽しそうに体を揺らしながら演奏するエマーソンさんを観ていたら、その歌詞のとおりに連れてってもらってしまった感覚に。そのままアンコールも含めての怒涛の展開に、何度も何度もものすごく広大な空間、どこか遠くを見渡しているような感覚に何度も何度も襲われて、その感覚があまりにも胸にぐっとくるものだから戸惑いまくりながら聴いていました。ほんとになんだったんだあの時間。空間。感覚。
きっと演出の効果もあったんだろうなって思う。照明がものすごくきれいで。星灯りの下で演奏しているようなんだけど、時折じんわりと明るくなる、そのなり方がまた穏やかで柔らかくって。特にギンヤンマのときの広がりは照明効果もあったと思う。
MCは「同じ時代に生まれてよかった」エピソードでお兄ちゃんが話したのがすごくよかった。「xx（作り手）と同じ時代に生まれてよかった」みたいな話をしていたところで、お兄ちゃんが話したそういう存在は「お隣のおじちゃん」。これまでにも東京に出てきてからは練習で音を出すのが心苦しいケースが多かったんだけど、いまのところは隣のおじちゃんがとても好意的だそうです。「こないだ歌ってましたね、"行かなーくちゃ♪"って、って言われた」「それ、メロディつきで言われたん？」「そう」ってなんてかわいらしい。そしてそんなお隣のおじちゃんはその"行かなーくちゃ♪"な曲であるところの「夜の名前」をiTunesで買ってくれたそうです。なんていい話だ！
下記、勝手に「キセル先輩」とお慕いしております方がTwitterにあげられてたセットリスト。
1.うぶごえ 2.朝顔 3.サマタイム 4.タワー 5.島 6.火の鳥 7.虹を見た 8.とおい友達 9.ひみつ 10.夜の名前 11.雪に消える 12.星のない夜に 13.夕凪 14.はなむけ 15.夏が来る 16.ギンヤンマ 17.いつまでも EN1-1.ビューティフルデイ EN1-2.ベガ EN2-1.君の犬 EN2-2.系図
