作・演出・出演:岩井秀人(ハイバイ・青年団演出部)
出演:荻野友里 端田新菜 石橋亜希子 山内健司(以上青年団) 古屋隆太(サンプル・青年団) 猪股俊明
2作同時上演でした。1つ目が表題の「武蔵小金井四谷怪談」、2つ目が「落語 男の旅 大阪編」。どちらも過去のハイバイ作品を思い出させる内容で、かつそれに鼻白むことなんてない楽しさでした。
「口語で古典」シリーズとして「四谷怪談」を上演、という企画らしいのですが、あらまぁ、ほとんど関係ないじゃん!て内容。舞台後方にプロジェクタで四谷怪談のストーリーを表示してましたが、そこからエッセンスだけをちょっぴりいただいて「て」を思い出すよな構成*1。最初に片方の登場人物から見た出来事をやって、その後もう一人の登場人物から見た同じ出来事をやる。最初に「はい?」てなったよな発言の裏が分かったときの面白さったらたまらなかったです。解明されないまんまヘンなところがそのままほったらかしになってるあたりのバランスもぴったしだったよに感じました。しかし父ちゃん大丈夫か。
- 「落語 男の旅 大阪編」
こちらは「オムニ出す」のタイトルもそのまんま「落語」の別エピソード。オチも含め。女子がでてきたのにびっくりしたわー。女子やるんだこれ。またしても風俗のエピソードで。ニマニマしながら観てしまうわけです。途中のもじもじシーン、これがあっち(てどっちだ)に転ぶとポツの「愛の渦」だな、と思いつつ、転び方が違うだけでこうもニマニマの種類が変わるんだなーなんて妙な面白さも感じられました。猪股さんがものすごかったさ。
岩井さんはおくさまが来られる日にどうしようか*2悩んでいらっしゃるそうですよ、ふふ。
この回は「アフターなんとか」が「アフターアクト」でして。ヒッキーのさわりだけ2シーンやってくれました。ビデオ返せエピソード(妹役:荻野さん)とお母さんもヒッキーみたいなもんエピソード(妹役:端田さん)。端田さんの妹役はたまらんくかわいいですなー。まだチケットとってないんですが、まんまとやっぱ観たい気持ちに。