作・演出:野木萌葱
出演:植村宏司 十枝大介 西原誠吾 井内勇希 今里真 諌山幸治 小野ゆたか
「東京裁判」が素晴らしかったパラドックス定数、今回は渋谷のマジ倉庫な場所で、照明と舞台装置のない*1作品でした。ハードボイルドでチラシイメージのとおり拳銃がバンバン打たれておりました。
で、ハードボイルドなのとか好きなんだけども、舞台作品としてここまで所謂「ハードボイルド」なものを観るのが初めてだったのもあってか、いまいちのれませんでした。たぶんストーリーも演出も役者さんも素晴らしかったんだとは思うんですけど、うーん。観ながら「こういうのは映画で観たいな」って思っちゃってました。
事前に野木さんからアナウンスされた煙草の本数をカウントしたり、ワルワル設定のみなさまだし、机をどがーんと蹴ったりするんだけど、シャッターを閉めるときにちゃんと下までかがんで手で閉めるのになんか笑っちゃったり。あ、そういう善良さがにじみ出ちゃってるあたりがのれなかったのかなぁ……?
決してつまらなくなかったし、また次も観に行きたいとは思いました。うん、ホント「自分がなんかのれなかった」これに尽きる。
*1:厳密にいえば、証明は蛍光灯、そして倉庫そのものが舞台装置