sugar-free

「おあずけとなった今年の夏のいい日を、きっと俺達はとり返そうぜ」

わたしが踊るとき / 珍しいキノコ舞踊団 @ 世田谷パブリックシアター

振付・構成・演出:伊藤千枝
出演:山田郷美、篠崎芽美、茶木真由美、中川麻央、梶原未由、伊藤千枝

ko-moto2010-01-23
1年ぶりくらいのお友達がお仕事で関係しているからとお誘いいただいちゃいました。

もうもうもう、文句なしにたぁのしかった!

キノコは2007年末のHarajuku Performanceでの「KEL feat.伊藤千枝」名義の作品を観たっきり。この作品がやたらめったらにかわいくて、かわいすぎて、それ以降の公演は観なくていいかな、ってなっちゃったんです。そんなひねくれものの私が「けっ」となる隙間もないくらいかわいさ、そして多幸感。やってるあなたたちが楽しそうで私もものすごく楽しい。曽我部恵一バンドのライブを思い出してました。

ポピュラー寄りの80年代中心のソウル、って選曲も楽しかった。帰ってからBill Withers聴いたもの。

始まり方はやたらかっこよかったです。ノイズみたいにウォンウォン音が鳴ってる中、静止しているのか動いているのか?と見守っていると次第に音が形作られてきて。体の動きに合わせて回転数を落としに落としてかかっていた音楽の速度がどんどんあがっていったんです。最終的にあらわれた曲がEW&FのFantasy。
ラストの大演目がBill Withersの「Just the two of us」で。それが終わってみんながはつらつと挨拶をしているとき、それまでのかわいさと全身からあふれる「楽しい!」て言葉があまりにもつきぬけてすがすがしくて感激でうるうるしてしまった。そんでうるうるしてたら再びEW&F。今度はSeptember。ここでキノコのみなさんが客席に飛び出して、お客さんも立ち上がってみんなが踊りだして。2階席からそれを見下ろしてたらなんだかもう、自分でもどうしちゃったのかと思うくらい感激してしまってすんごい泣き笑いしてた。ああかわいくてたのしくてしあわせ。


なんつか、失礼なのを承知で書くんだけど、いわゆる美人さんとかかわいこちゃんとかじゃなくったって、ここまでかわいくて愛しいものになれるんだなーとかも思ってた。ひどいなわたし。でも大感激の中にそういう類の感激も確かに入ってたんだ。


あまりにかわいくていつもは見ないようにしている物販でマイコーリスペクトなTシャツを購入。リスの持ってる手袋にさりげなーく「MJ」って書いてあるんだYO!