sugar-free

「おあずけとなった今年の夏のいい日を、きっと俺達はとり返そうぜ」

歌舞伎座さよなら公演十二月大歌舞伎

昼の部:


操り三番叟 11:00-11:23
新版歌祭文 野崎村 11:38-12:47
新古演劇十種の内 身替座禅 1:17-2:12
大江戸りびんぐでっど 2:32-4:12

夜の部:


双蝶々曲輪日記 引窓 4:45-5:58
御名残押絵交張 雪傾城 6:28-6:52
野田版 鼠小僧 7:17-8:54

昼の部は宮藤官九郎 作・演出の「大江戸りびんぐでっど」、夜の部は「野田版 鼠小僧」目当て。2日から始まったばかりで、これから楽しみにしている方も多いでしょうから、今日のところはひとことだけ。どちらもとっても楽しかった。どちらも歌舞伎を意識しているようでいてマイペース、にじみ出ちゃっているだけかもしれないけれどすごくらしくて、そして勘三郎さんがうれしくてしょうがない!てお顔で演じられているのを観てこちらもにっこにこになりました。


イヤホンガイド借りると、お目当ての2作品直前の休憩に、それぞれ勘三郎×宮藤、勘三郎×野田の対談が聞けます。


昼の部は完売しているようですが、直前に戻りが発生することがあるみたいです。幕見席は10:30の時点で大行列でしたので、狙う方はきっちり着込んでお早い出発を。




一日中の予定で、昼の部と夜の部の間も30分しかないので、歌舞伎の楽しみのひとつである「ちょっぴり贅沢ごはん」を実現できなかったのが悔やまれるところ。でも最後の歌舞伎座で、3階席入り口にある紅白餅入りたい焼き食べたり、席について持ち込んだお煎餅ばりばり、サーモスのお茶をごくごく、てのもなかなかよかった。歴史と風情のある建物が変わってしまうのは悲しいけれど、こうして最後に訪れることができましたし、席の窮屈さやバリアフリーに関するあたりが改善されるならいいことなのかもしれないなーと、ちょっぴりの寂しさとともに思いました。私が全部数えても両の指に入るくらいしか訪れていないからかもしれませんけれどね。


あと3階席だったのですが、携帯の電源を切らない人と花道を観ようと乗り出す人が多すぎて驚きました。しょっちゅうン゛ーン゛ー聞こえる(鳴らした輩もいたわよ)とか驚き。そしていくら乗り出してもほとんど見えないんだし、お安いお席なんだから大人になりましょうよみなさん。