- 作者: 東野圭吾
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2004/01/01
- メディア: 単行本
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読み終わってから知りましたが、「白夜行」の続編という位置づけの作品なのですね。逆になっちゃったけど、ちょう読みたくなったので早速図書館予約を入れました。
昨晩この作品を読み終わって、本日、図書館に行こうと外に出たときに、よい天気の昼、マンションのベランダにたくさん干された洗濯物がはためくのを眺めて「幸せってこんなかんじ」と思ったとたんに、この本のことを思い出してこの曲を口ずさみました。
微笑みのキレイなハイヒールの女の人と わたし人生を取りかえた
幸せそうに見えたんだ だけどそうでもなかった
とくに羨望の対象になったり、誰かを羨望してやまない登場人物がいるわけではないのだけれど。
だいぶ前の作品だし、いっかなーと思わないでもないですが、ネタバレしすぎなのでたたんでおきます。
あの女がガッツンと追い詰められるさまが読みたかったなー。昨日観れなかった「生きてるものはいないのか」じゃないけど、追い詰められたときに、彼女の裏っかわがどんな風に露呈していくのか、ものすごくみたい。素晴らしく冷静ですっげぇ女だなーと思いながら読んだけど、それにしてもうまくいきすぎじゃん?とも思ったんです。美冬の女性性の利用の仕方とか、ちょっぴり「男の夢」っぽいテイストを感じなくもなかったから、そんな「夢」がどう壊されていくのか、作者がどう「夢」を壊していくのかには興味があるなぁ。そういう続編が読みたい。既にあるのかな?
読みながらキャスティングしたくなったので、「たくさん映画化されるはずだぜ……」と思いました。美冬はかしいゆうさんよ。誰もが振り向く女優さんのような女性が小説に出てくると、ついかしいゆうさんをイメージしてしまう癖があります。イッツオートマチック。
雅也は、最初乞局の三橋さんイメージ(なぜか)だったんですが、いくらなんでもマイナー?じゃあ松ケンかなぁ?となったあと、ビューネくんの頃のフジッキーが髪ぼっさぼさにして熱演してくれればすごくよいのではないかと。最終的にはフジッキーイメージでした。
加藤は渡辺哲さん。
つかさー、三十代前半男性があまりにもオッサン扱いでさみしくなったよ。