sugar-free

「おあずけとなった今年の夏のいい日を、きっと俺達はとり返そうぜ」

Bunkamura

Bunkamuraザ・ミュージアムのだまし絵展に行きました。だまされなすぎてつまらなかった。「だまし絵」と聞くとエッシャーみたいな、メビウスの輪みたいなのを想像するけど、なんかそういうのじゃなくって「だまされたい、だまされない!」と思いながら通りすぎてしまいました。単なる絵として観ても好みのものではなかったし。ラスト近くにあった、立体に街が描いてあるのが一番でした。

1FでやってたBunkamura20周年記念の展示にぐっときました。20年間の映画や展覧会やお芝居のフライヤーやポスターがたっくさん。特にオープンして間もないときに学生時代の私がなけなしのおこづかいを出して観にいった、「カミーユ・クローデル」や「トリコロール」のポスターや、「エゴン・シーレ展」のフライヤーにはぐっときた。
今では当たり前になったけど、全席指定の映画館としては、このBunkamuraのル・シネマで初めて出会って、そのル・シネマで初めて観た映画が「カミーユ・クローデル」だったんよねー。あの当時は「チケット買ってるのに指定券に引き換えなきゃいけないんだよー、めんどくさ!」て思ってた覚えがある。変われば変わるもの。
エゴン・シーレ展」については、日直日誌に近況を書かなきゃいけない欄に「観に行きました」って書いた覚えがあるくらいだからねー。制服な学生だった時期よ。そしてそういう時期に観たものってものすごく残るもので。それ以来、単独の展覧会としてはなかなか日本では観れないエゴン・シーレ作品、数年前にパリに行ったときにクリムトと一緒の展覧会が開催されていて、お正月だってのにグラン・パレまで観にいきました。そこまで自分の中に残っているんだから驚く。