sugar-free

「おあずけとなった今年の夏のいい日を、きっと俺達はとり返そうぜ」

ディア・ドクター

ラストの展開が素晴らしかった。特に瑛太の反応。だってあなたあんなにああだったじゃない!て言いたくなるんだけど、ああいうときってああなる*1。それまでと正反対なことを思っていたはずだと思い込んでしまう。あんなにキラキラしていたあの頃が嘘から出来ていた、なかったことに出来ないのならば、キラキラなどしていなかったんだって。思い込まなかったとしても、他人にはそういいたい。それほどなんだよー、それほどだよ。
吉田修一の「悪人」や、いくえみ綾「10年も20年も」のラスト、それから映画「トト・ザ・ヒーロー」を思い出しました。


騙すこと/憎しみとプライドと愛。正しいバランスはどこかにあるんだろか。そして正しい反応ってあるんだろうか。本音と建前は違って当たり前のことだとは思うけれど、建前部分が周囲からストレートな反応に見えればその人は正しいってことなんだろか。
「ストレート」というのもそれぞれの立場に応じて変わってくるもの。「卒業式で泣かないと冷たい人と言われそう」というアレです。最近周囲に期待されるようなストレートな反応をそのまま表す*2ことができるって、幸せなことだと考えていて。それまでのその場の人間関係構築がものをいうような気がするんだな。


話がそれたうえにまとまっていない。


俳優さんがまたみなさん良かった。
下世話なところでは、瑛太の体が思っていたよりがっちりかつ適度に肉々しくてかなりそそられました。触りたい!井川さんもきれいすぎてみとれた。触りたい!

*1:「ああ」ばっかりだ

*2:本音はどうあれ