sugar-free

「おあずけとなった今年の夏のいい日を、きっと俺達はとり返そうぜ」

一歩ずつ

キヨたんがいなくなってすぐ、うっすら覚悟はしていたはずなのに想像以上のショックでキヨたんの歌声を聴くこともできず、全く音楽を聴かない数日を経て、TBSラジオでの追悼特集の素晴らしい選曲を聴いたとたんに今度はキヨたんの曲しか聴かないという一ヶ月を過ごしておりました。聴けば聴くほど、キヨたんがいないってことが分からなくなっています。「生で聴く」というハレの日以外は今までもこうやって聴いていたんだものな。今までみたいに、他の人のライブを観にいったとき「シークレットゲストです!」て言われたら「もしやキヨたん?」と思うというクセはなくなりそうもありません*1。たぶん、またしばらく他の人の音楽を楽しんで、いままでとおんなじようにキヨたんの声が聴きたくなって狂ったように聴き続けたりするんだろうな。その繰り返しの中で「もういない」ってことがちょっとずつ分かってくるんじゃないか。

ブロスの愛あるキヨたん特集はすごくよかったですね。
風とロックはもちろん入手できなかったです。ちょっとだけ探してみたんですが、ムキになって入手しようとする行動自体がピンとこなくて*2すぐに諦めてしまいました。


わざわざ今日こんなことを書いてるのは、今日あれ以来はじめてキヨたん以外の音楽を聴いたからです。そのきっかけがTheピーズでよかったよなーってライブを観ながら思ってた。キヨたんの曲たちもそうなんですが、Theピーズの曲も生活の中でふと口ずさんで思い出したとたんにずっと聴き続ける音楽だったりするので。「幸せになりたいけどがんばりたくなぁ〜い」と思ったり、「やりたいことが多すぎてなんにもやりたくなくなっちまった」と思ったりする毎日ですよ。


*1:一時期、出てくるシークレットゲストがことごとくキヨたん、というときがあったのです。渋さとかアッコちゃんとかのライブで。

*2:大変な思いをして手にしても、編集が私の感じる「愛」と違う形になっているような気がしてならなかったりもして。失礼ですけど。