sugar-free

「おあずけとなった今年の夏のいい日を、きっと俺達はとり返そうぜ」

ウォッチング・ザ・スカイ @ 上野恩賜公園野外ステージ(旧 水上音楽堂)

ko-moto2009-04-04

13:00 - おおはた雄一
13:45 - Port of Notes
14:55 - サニーデイ・サービス
16:10 - キセル
17:25 - おおはた雄一
17:40 - ジェシー・ハリス

「歌と花見の野外音楽フェスティバル」と銘打ったこのライブ、先々週に桜がほころび始めたときには「花見フェスが!」と思ったものですが、その後おとずれた花冷え期間によって、「本日満開」な日に開催となりました。できすぎだ。満開の桜に野外にこのメンツ。ドラムセットを使ったのがサニーデイだけ、というアコースティックギターなほんやりフェス。

お花見って結局いっつも震えるよね、と思って、ぽかぽか陽気でしたがちょう厚着したうえにショートとはいえダウンを着こんでいきました。これが大正解でした。さわやかながらも冷たい風が吹き込んできていて。この会場は初めてだったので屋根があるとは知らず*1、ぬれてもいい洋服とカバンの中もビニール袋でガードしまくりで行ってしまいましたけどね。

  • おおはたさん

4年ぶりくらい。前にクアトロでサケとか吾妻さんとか出るイベントにシークレットで出てきたとき以来。こういうタイプの人がギター一本でやっていけるって相当すごいことだよなー、とか演奏とは違った部分で感銘を受けながら眺めてしまった。ちょっと失礼。

ステキでした。目の端に映る桜とばっちしあってた。畠山さんがきれいな青のノースリーブワンピースにカーディガンでのびやかに歌ってらっしゃいました。客席はみんな快調にビールを飲んでいて、「うらやましい……」とか言ってました。そして曲の途中でカーディガンを脱いでノースリーブになったら客席からヒューな声があがり、照れたとたんに笑っちゃって歌えなくなるというシーンも。かわいい……(カンペキ男目線)。

大半の人が目当てに来ていたと思われるサニーデイ・サービス。実はあまり聴いたことなかったりして。でも「恋におちたら」は知ってる!桜にあいすぎる!新曲も4曲くらいやってました。会場の外で音を聴いている人がすごく多くて、入り口にも脇にもたくさんの人が楽しんでいたようす。いいね。
http://d.hatena.ne.jp/live-sokabe/20090404#1238866642
いい写真がたくさん!
http://blog.auone.jp/mfbg19/?p=0&disp=entd_p&EP=31930382
ベース田中氏のブログ。

んもーうさいこうでした。キセルをききながら目の端には満開の桜、そして手元に桜餅(道明寺。しかも愛する「ちもと」のだぜイェー)。お花見キセルさいこうでした!夏に海辺で聴けば「波とのコラボレーションさいこう」、秋にもみじ市できけば「渡り鳥さいこう」と結局いつでもさいこうじゃんね。どの季節に聴いてもばっちりな曲があるのだものね。


春の背中
ピクニック
君の犬
くちなしの丘
ベガ

覚えてるのはこれくらい。もうちょっとやってた。途中にアルバムとアレンジをがらりと変えてものっっすごくかっちょよくしあがっていた曲があって感激していたのに、その曲名が分からない、という体たらく。ホントに感激したのか、と自分に問う。音だけ聴いていたら何の曲か分からなくって、後半に歌が入ってきたら「!あの曲だったのか!」てなったのです。歌への声のとけこみ具合が素晴らしかったの。

不思議なタイコに釘付け。バスドラ(といっていいのか)の上に座って。状態をそらせて左手でボコボコ叩いてらっしゃって。最近ちょっぴり腰の痛い私は観ながら「いてててて」てなっちゃいました。心地よくて居眠りとかしつつ、陽が落ちかけてさらに寒くなってきていたのと、夜の雨の予報が気になっていたのとで途中で退散してしまいました。すまぬ……。

抜群のタイミングのよい天気の中、おいしい食べ物を用意して桜を観ながらゆったりと楽しむ音楽。一部を除いてみなさん着席のまま思い思いに静かに楽しんでいました。その大成功っぷりをかみ締めながら観てたイベントでした。幸せだった。

*1:こんなことならペリカンのパン買ってくればよかった、とギリギリしました。濡れたら最悪だし、ってやめておいたのです。