作・演出 ：岩松了
音楽監督・作曲 ：小林武史
作詞 ：一青窈
出 演 ：一青窈 柏原収史 水橋研二 山中聡 村杉蝉之介 杉本哲太
招待券を入手して誘ってくれたおともだちと観劇。初日。まさに一青さんの初舞台の日でした。
……うーん。
とひとこと思ったことの傾向だけ記してたたみます。初日だったから。
ひととようさんとこばやしたけしさんがこれをやりたかったんだね、
という作品でした。お二人に思い入れがないせいだろうと思いますが、自己満足臭を感じてしまってあまり楽しめなかったです。特に休憩前パート。
とにかく魔性の女系であるところの一青さんに全く魅力（色気、かな？）を感じられなかったのが大きかったかもしれません。途中からようやくエンジンがかかってきたっぽいシーンになる度に、脳内で秋山奈津子さまや大竹しのぶさまに置き換えて観てしまいました。
あと「やはり」であるのですが、音楽がとことん趣味ではなくて。お、のってきた！てシーンになると一青さんが歌いだすものですから、せっかくこっちによってきてくれた作品が全力で向こう側に走り去っていってしまうような。そんな印象をもちました。
歌ってる間じゅう「ひととさん靴履いてるけど！」とつっこんだ。
あと、一幕始まってずうっとひととさんはセリフをしゃべらず、歌だけを歌っていたので、このまま「ひととリサイタル（小芝居つき）」で終わったらどうしよう……！と心配し、ようやっと話しだしたのを見届けたとたん安心してちょっと居眠りしちゃった。居眠りしちゃったくらいだから文句言っちゃいけないかな。
しっかしこれって一青さんとか小林さんのファンだったら嬉しいのかなぁ*1？休憩込みの3時間は苦行のようでした。お腹がものっすごくすいていて、途中から頭の中がカレーうどん（食べたくてしょうがなかった）に支配されてしまったのよ。終いには「歌がなければ早く終わるのに……！」とかまで思った。音楽劇観に来てんのに。
1階、中2階のサイドはガラガラ、2階のコクーンシートも1桁しか埋まっていませんでした。ちょっと心配になっちゃうくらい。
*1:私は岩松さん作品だから観にいきました
