sugar-free

「おあずけとなった今年の夏のいい日を、きっと俺達はとり返そうぜ」

オムニ出す / ハイバイ @ リトルモア地下

ko-moto2008-11-02
ハイバイオムニバス公演。本日は残り2作品、通称「落星」。

落語:「男の旅 ーなつこ編ー」
作:岩井秀人
出演:夏目慎也(東京デスロック) 高橋周平 師岡広明 坂口辰平 石澤彩美

SF :「輪廻TM」
作:前川知大(イキウメ)
出演:岩井秀人 金子岳憲 師岡広明

  • 落語

く、くだらない……。そして最強に面白かった。ラストの一言で全てチャラというか、振り出しに戻るというか。
落語の「右向くときと左向くときは演じてる人が違う」っていうのを、最初は普通に一人でやっておきながら、だんだん本当の人が出てきてあーだこーだ。さらに一人の人がひとつの役を演じるのではなくて、役柄が立ち位置についてました。立ち位置Aは○○さん、と決まっていて、そこに立った人が自動的に○○さんの役になってる、といった具合。一人二役やっているときは、立ち位置を変える関係もありますけど、落語独特の間が生じているようでおもしろかったなー。あと、フキコシソロアクトを思い出したりもしました。「Mr.モーションピクチャー」の最初の作品とか*1
風俗に行く男3人を描いているもんだから、あらまあ結構えげつない描写がぞくぞくと。ついついコの字形の客席を見渡して、大笑いしている女子と眉をひそめてる女子の顔を眺めて楽しんじゃったりもしました。それから作品とはちょう関係ないけど、そしてあったりまえなんだけど、自分は男側からのセックス時の感覚ってのは一生知りえないんだよなーとか思いました。

  • SF

オムニバス公演、もう一方を観にいったときに初めて気付いたんですが、この作品はイキウメの前川さんの書かれたもので、以前、イキウメ版の公演を観ていました。ココ→http://d.hatena.ne.jp/ko-moto/20060318#p3。自分で書いといて驚いたんですが、今日もきっちり、イキウメ版のときと同じ「来世めんどくさい!」で爆笑してました。ああ、幸せな鳥頭。
設定とおおまかな筋は前川さんでしたけど、かなりアレンジされてたんじゃないかなぁ(なにせ鳥頭だもんで確信が持てませんが)。SFな設定ですし、イキウメバージョンもラストの展開もどことなく「不穏」なんですけど、ハイバイバージョンはそこかしこに脱力しちゃうような仕掛けが入っていて、役者さんのしゃべり方といいしゃべりの内容といい、素直に笑ってしまいました。


「ヒッキー〜」のDVD、迷って結局買わなかった。帰ってきてさっそく後悔。買っとけばよかったなー。

いやー、実は今日まで5日連続でナマモノを観たんですね。つめすぎ!そして楽しすぎ!かなり無理したけど、どれも観れてよかったなー。

*1:1人4役。ほんの一瞬の暗転ですばやく役+立ち位置を切り替えてた