読了

よしながふみ対談集 あのひととここだけのおしゃべり

大島弓子が読みたくなるー！
ウチの姉が一度結婚したときに（みなまでゆわせるな）ダンボールにつめて持っていってしまった大島弓子全集を引っ張り出したい。しかしいまだ留守（留学中）の姉の部屋に詰まれたダンボールのどこに入ってるのか分からんちん！「“綿の国星”を読む女子は主人公の猫ではなくトキオの立場で読んでいる」はすばらしい指摘。

BLのことは全く分からないのでそれ中心の対談についてはほとんど分からなかったんですけど、「紡木たくの“心臓トクン”」には爆笑でした。
それからしょっぱなの昔の少女マンガについての対談はにやにやしっぱなし。くらもちふさこの「A-Girl」で、男の子の部屋に行った女の子が「ねぇ、ゴハン作ってい〜い？」って言って、実は自分用じゃなくてお腹すかせてた男の子のためのチャーハンを作った、そのことにその男の子が「いいな」って思ったエピソード、すっごく覚えてるそれ！語尾を大事にする女子とそれをちゃんと観てる男子。そうそうそうそうそうなのよ！と電車の中でちっこくガッツポーズでした。
くらもちふさこ作品では「Kiss+πr*1」が好きです。

Kiss+πr2 (集英社文庫―コミック版)

いくえみ綾作品では……タイトル忘れたー。はっちゃけた茶髪の転校生を水泳部の男の子が面倒みてて、ツンデレな水泳部女子が出てくるヤツ。＞調べた！「10年も20年も」だ。ラストのセリフがすげく好きでした。

ベイビーブルー (マーガレットコミックス)

これに収録されていたハズ。

萩尾望都作品はなんたって「半神」が怖くて好き。

半神 (小学館文庫)

大島弓子作品では、比較的新しい作品集ですけど、これが大好きです。

ロストハウス (Young ros〓 comics DX)

表題作「ロストハウス」と「八月に生まれる子供」が。て前にも書いたよな気がしますが。

小さい頃*2読んでた少女マンガの好みを暴露してみました。
このあたりは手元にあるからすぐ読むぞー！

よしながふみさんの作品は「昨日何食べた？」しか読んだことないんですが、話の組み立て方や指摘の鋭さ、なおかつそれらが誠実に発せられているのが読んでいてとても気持よかったです。お好きなのは知っておりますが、さーやさん*3をものすご思い出してました。

*1:二乗、が出せない。キスプラスパイアールジジョウ

*2:いい大人になってからのもあるけど

*3:id:oolochi