sugar-free

「おあずけとなった今年の夏のいい日を、きっと俺達はとり返そうぜ」

読了

向日葵の咲かない夏

向日葵の咲かない夏

おもしろかったけどなんだろうこの違和感。ラスト近くに疾走しまくってちゃぶだいのよにひっくりかえしまくりたくるのは、この方の特徴なのかしら。
ひどい感想だけれど、主人公の彼がずっと持ち歩いていた瓶のサイズがいまいちつかめなくて、頭の中で思い描いていた景色がもやもやしてしまいました。お腹に隠して持っていくことができて、主人公が親指と人差し指を同時に突っ込める瓶。
一瞬、伊坂幸太郎とか「葉桜の季節に君を想うということ」とか思い出しました。一瞬ね。

エゴン・シーレの装丁が素敵。