sugar-free

「おあずけとなった今年の夏のいい日を、きっと俺達はとり返そうぜ」

ガケ書房&恵文社

みつばちからスタートした左京区めぐりは歩きまくりの時間となりました。進々堂を出て東へひたすら。白川通北へ。ガケ書房って出町柳より北方面でいいんだっけ?と疑いつつ歩いてたら「かに道楽」が見えたのであってることを確信しました。
いろいろみながら何も買わず。本屋に行く機会のないまま見逃していた「エキス・ポ」を発見して、豊崎さんを含む本についての座談会と岡田利規さんの記事だけ読みました。豊崎さんって演劇好きよねぇ。岡田さんの「わたしの場所の複数」を大傑作とベタ褒めされてて、なぜか私がにやにやしてました。前田司郎さんの小説を評する流れで。「前田さんは小説をナメてる」「岡田さんはナメてない。ちゃんと小説でしかできないことをやっている」という流れに対して、佐々木さんが「岡田さんは小説だけじゃなくって演劇作品だってナメてますよ」って言ってたのがおもしろく、そして納得でした。買えばよかったかなー。

恵文社は雑貨中心に。昔のデパートの包装紙のパターンを復活して売ってて、赤いバックに黒猫のプリントされたのが欲しくて欲しくて大変でしたが、きれいにもって帰る自信ゼロだったのでやめました。あと昔の果物屋さんの包装紙を紙袋にしたものとか。千代紙セットとか。パリに行ったときにマレ地区にあった文房具屋さんで魅せられたレターセットも。紙ばかり、どれも惹かれたけどやめました。キリがないやい!と思ったから。レターセットだけでも買っとけばよかったかなぁ。切りっぱなしっぽい便箋の隅っこに金色の象がちょっぴり盛り上がるカンジで描かれてるの。かわいかった……。5セットで1400円、てのが決定打でやめたのです。
あと一枚一枚違う猫の写真が、しかも角度によって違う表情で*1写ってるステキトランプ。あー、だれかわたしにあれおくれ。

*1:PrinceのPlanet Earthのジャケットみたいなアレですね。ちっこいころみんなみたでしょ、紙を傾けると違う絵が見えるヤツ