sugar-free

「おあずけとなった今年の夏のいい日を、きっと俺達はとり返そうぜ」

Harajuku Performance+(Plus) @ ラフォーレミュージアム

ko-moto2007-12-23

宇治野宗輝×ASA-CHANG
contact Gonzo
Off Nibroll
ストロングマシン2号
五月女ケイ子


泉太郎×山賀ざくろ
ボクデス(小浜正寛)
康本雅子
男子はだまってなさいよ!
KEL feat.伊藤千枝(珍しいキノコ舞踊団

展示:Chim↑Pom

吾妻橋ダンスクロッシングが原宿に!という企画なんでしょうか。んーでも全体的に1つ1つのパフォーマンスが短すぎるのと、構成にメリハリがなくてほや〜ん、と観ているうちに次々終わっていく感覚でものたりなかった。ちょっともったいないような気がしました。

入口に展示してある複数のモニタでの展示。カラスを追っかけてどうのこうのな展示でした。前回、渋谷センター街のねずみをピカチュウに仕上げた方たち。正直作り手の方々に美大的自分アピール臭を感じて好きになれないのです。

開場から開演して少しの時間までのパフォーマンス。宇治野さんは前回吾妻橋で観たのからいくつかの要素を削除したカンジのパフォーマンスでちょっと物足りなかったです。というかごめんなさい、ちょっと飽きました。ASA-CHANGはドラムを取り付けた脚立の上に座って、股下のドラムをぼこぼこたたいたり、脚立から降りて同じタムをたたいたり、ドラにちっこいシンバルをセットしたのをたたいたりしてましておもしろかった。特に脚立から降りてたたいているときは、タムをたたく手元が丸見えだったのでその鮮やかさがばっちし見えて。途中でトランペットで「トロピカル道中」のワンフレーズをリピートしたりしてました。ラストの挨拶ではサケのワンマンTシャツ着てて。なかよしさんね。

タイトルについているからしょうがないけど、ガタイのいい男子3名がケンカみたいに平手したりくんずほぐれつしたり。開場待ちで並んでいるときにも男性2名がどつきあいながら階段をあがっていきました(カメラ撮影されながら)でしたが、彼らですよね。ヤなパフォーマンスでした。親父にも彼氏にも殴られたことあるのよ!な私は「男性は殴るんだぜ」と思っているところがあり、そういうものをわざわざ観たくはないのです。プロレスや格闘技を好まないのも同じ理由*1。出てきたときは一瞬「身体表現サークル」かと思いましたが、わたしの中では断然身体表現サークルの方がおもしろい。

  • Off Nibroll 「public=un+public vol.2」

ビルから横浜ランドマークからひつじがぼこぼこ振ってくる映像の前でのパフォーマンス。おもしろかったのでもっと長く観ていたかったです。これ、ホントはもっと長いんじゃないのかなぁ?グッズがいちいちかわいくて全部欲しくなったのでひとつも買いませんでした。Tシャツ買えばよかったかなー。

テレビに出てる方なの?歓声があがってました。ポリ的ポップなピコピコ音楽に合わせた機械的な動き。おもしろかった。年齢から何から不詳な雰囲気がロボットっぽさを助長していて。

ライブペインティングやってた。楽しいように観てました。他のネタでこの二人で観たい。



ここで休憩。ザ☆業界ネットワーク!みたいな状態になっているロビーは居心地が悪うございました。うーん、このイベント結局そういう雰囲気が出ちゃってるあたりにテンションを下げられてしまったような気がするわぁ。

  • 泉太郎×山賀ざくろ「天使の誘惑」

踊る山賀さんをモニタにうつし、山賀さんの動きに合わせて泉太郎さんがモニタ上にペンでいろいろ書いては消していく、その様子を開場の大スクリーンに映し出す、というパフォーマンス(こんな説明で分かるかしら)。
しょっぱなにケーブルがはずれてて画面が映らないトラブル発生。つながったとたんに最初に「やっちゃったね」と画面に書かれたのがかわいらしくて気持ちを持っていかれました。モニタに書いた絵とかは泉太郎さんが左手に持ってるタオルでぐんぐん消していくんですが、タオルが汚くなるにつれて、モニタ上のペンをふき取れ切れなくなってきて、どんどん画面が汚れていくのがまた味わい。山賀さん、SummerHolicで観たときよりステキでした。

キツネ。森見さんの「きつねのはなし」を連想したりして(カバー装丁のせいです)。うさんくさいほど高い声でのセリフもあったりして、むちゃくちゃかわいらしいブルーのミニの衣装でがんがん踊るものだから「康本さん!みせすぎです!素敵です!」と心の中で力いっぱい叫びつつみてました。
ホントに単独が楽しみです。チェルと発売日がおんなじ、どちらもプリコグ、てのが判明し、策を練っています。
いつの間にかオフィシャルサイトができていたもよう。
http://yasumotomasako.net/
かわいいよなぁ……(うっとり)。

  • ボクデス(小浜正寛)「 紙とロック with Peace」

ジャンケンとか水切りとかしてた(分からない説明)。途中でプロジェクタの光をさえぎるパフォーマンスをしてらして、どうしてもフキコシパフォーマンスを思い出し、フキコシの完成度を思うとフキコシ早く観たいな、と思ってしまうという、非常に失礼な見方をしました。

配布された一枚ぴらのパンフを見て「まさか……」と思っていたらホントに出てきちゃったよ、大堀ジョンイル。黒子による見事なワイヤーアクション含めひどかった。池津祥子さんがまたひっどいメデューサスタイルで登場して、途中で翻したマントに「出美吐棒胃」てかかれてたのに笑いました。「暴威」じゃないあたりが嬉しい。

評判は耳にしていたもののキノコ見るの初めて。うんげえガーリーでかわいらしい。キムジョンイルショーで大量に舞った紙吹雪を掃除するスタッフをKELが「ソコモット!」「ソコソコモットモットモット!」とせかすという、最初のパフォーマンスが好きでした。あとはちょっとガーリーがすぎるところと、舞台上で何語かわからんけどスウェーデンなの?な言葉の日本語訳を見せるやり方があまりうまくいってないように感じたところが残念でした。休憩時間にKELのお一人とトイレであって、「すごいメイクをしている方がいらっしゃる(舞台メイクじゃなくてもいそうだけど、やっぱちょっとすごい、てメイクだったので)」と思っていました。ご本人でしたのね。とってもかわいいはかわいいので、KELもキノコも単体で観てみたいと思いました。
http://www.kel.se/index.shtml

*1:以前カミロボのイベントで観たときになかなか楽しんだ自分が新鮮だったりしましたもの。