sugar-free

「おあずけとなった今年の夏のいい日を、きっと俺達はとり返そうぜ」

クワイエットルームにようこそ

ko-moto2007-10-12
一ツ橋ホールでの試写会に行ってまいりました。
そうとうよかった。傑作じゃないか。おうちに帰ってきてからしみじみ効いてきてます。

宮藤さんのビジュアルと当然のよななさけなさがたまらなかったってだけじゃないよ。たまらなかったけれども。ああたまらなかったさ!

松尾さんの「おもしろ」の扱いにじんときてしまいました。「おもしろ」に溢れているように見える人から、こういった「おもしろ」へ対峙し悶々とする人物を描いたものが出てくるってことに、そしてそれが説得力をもってすとんと入ってきたことに驚きました。「おもしろ」については例のプライベートについてのコメントにも出てきてましたしね……。
松尾さんらしくて笑ってしまう前半がああ効いてくるとは、という場面もちらほら。あああれ切なかったな(ネタバレ回避でぼかしています)。

それに加えて役者さんが魅力的でまー。内田さんが綺麗なだけじゃなくてすげかった。綺麗で細くて、それでそんだけじゃないの。やんなるぜ!
蒼井優ちゃんは観れば観るほど細すぎていて、それでいいんだけど心配になるくらい。やたら手が大きく見えるのは他が小さすぎるんだろうなぁ。
あと、途中まで「この人好きなはず、好きな顔、どこで観たんだっけ……」と考えながら見ていたのが中村優子さんでした。「ストロベリーショートケイクス」で秋代をやってた方。映画の途中で思い出してすっきりした。

それから最初の方の内田さんが働いている姿を描くテンポがドラマやアニメよりよっぽど安野モヨコ作品のテンポなんじゃないかと思いました。特にエレベータとめるところ。松尾さんが演出すればいいのに(無責任に言い放ってみた)。