sugar-free

「おあずけとなった今年の夏のいい日を、きっと俺達はとり返そうぜ」

ニュータウン入口 / 遊園地再生事業団 @ シアタートラム

ko-moto2007-09-29

作・演出:宮沢章夫
出演:
若松武史
齋藤庸介 佐藤拓道 鎮西猛 鄭亜美 時田光
南波典子 二反田幸平 橋本和加子 三科喜代
山縣太一

杉浦千鶴子

上村聡・田中夢(遊園地再生事業団)

プレビュー公演2回を経ての本公演。プレビュー公演で難解であったり、示唆するだけであったことがしっかり説明されたりしていて、前回までの難解な点がなくなっていました。そしてそれをもってしてもなお難解。ベースとしている要素が明らかになったうえで、そこにさらにプレビュー公演よりも発展した内容が付加され、ようく混ぜられているものだから、知的刺激がものすごいことに。頭ふらふらでした。ここちよくふらふら。

書けたら内容について書き足します。

昼公演を拝見して、夜に鈴木慶一氏のトークを観にいきました。行く前は「ああ、夜公演とっとけばよかった」って思ったけど、あのふらふら状態じゃトーク内容だって頭に入ってこなかっただろうから間をおいてよかったな。21時過ぎにトラムのロビーに入らせてもらったら、ロビーにモニタがおいてあって、音声は生で聞くような状態でした。声を張り上げるようなお芝居ではないと思っていたけど、かなりロビーまで聞こえるのですね。あと、私は公演を2列目で観ていたので、カメラの映し出す後方からの画がかなり自分の観たものと異なるのに驚きました。トークショーも後方で観て「これはずいぶん作品の印象が変わるな」と思ったので、「映像だから」そう感じたわけでもなさそうです。

トークショーは、宮沢さんが鈴木さんに対して用意した質問をしていく形式で行われました。雑談っぽくなって質問数は多くなかったけど楽しかった。野球の話とか、宮沢さんと鈴木さんがそろうとなぜか火事がおこる話とか。宮沢さんがはちみつぱいのことをすっごく大人なバンドだと思っていたのに実際は歳が5つしか変わらなかった話とか、「ワーニャ伯父さん」をテキストベースで47歳のときに初めて読んでみたら、ワーニャ伯父さんは「おじさん」なのに自分と同い年だった話とか。笑っちゃいました。