sugar-free

「おあずけとなった今年の夏のいい日を、きっと俺達はとり返そうぜ」

ちもとのかき氷

念願……!
今年は夏の初めに雑誌だかTVだかで紹介されてしまったらしくすごく混雑していると聞いて「ああ、今年も見送りかしら」と思ったりもしましたが、数日前から八雲もちの求肥のふわふわ加減、喉元に香るように広がる黒糖の甘味、時々感じるナッツの香ばしさ……、む、ぎー!!となってたのででかけてみました。行ったのは昨日です。並んでいるというならば、いさぎよく開店時刻にでむいてやろうじゃないの!と早めの時刻に目覚ましをセットしたのに、起きたのはその4時間後でしたよ……。ノゥ……。

しかしながらさすが涼しい日、前には2組程度、15分ほどの待ちでお席につけました。前に4人席×1、2人席×1と書いてしまいましたが間違えてました。4人席×2に2人席×1でした。

さて、頼んだのは「おまかせ」。一番高い1000円のヤツです。大人ってステキ。

じゃじゃん。席で背中をそらして撮ったにも関わらずトップがかけてしまう、おそろしく大きい氷。左側が練乳、右側が抹茶です。実は抹茶味のお菓子が得意じゃないんです。抹茶は苦いからこそ抹茶と思っているので。コーヒーと同じ感覚。洋菓子にはコーヒー、和菓子には抹茶。それぞれその味のお菓子はあまり食べないという。

ところがこの抹茶はおいしかったの!ちもとだから絶対大丈夫って信頼で食べ始めたんですけど、もうさすが!ばっちし期待にこたえてくれました。ややどろりとしちゃうくらいの濃い抹茶。甘さはかなり控えめです。練乳の甘さと合わせてサクサク食べるタイプ。こないだ食べた志むらのキャラメルかき氷と似たハーモニー。苦めシロップの氷を練乳の甘さで食べるのってたまらん。くうぅーってなっちゃう。そしてこの氷もこんなボリュームなのに全く頭いたくならないの。ここのは天然氷ではないそうなんですが。ああさすが。さすが私が惚れただけあるわ、ちもと、このぅ(なにさまでしょう)。
さらにこのかき氷はものすごいの。食べすすめていくと…

ほれ。わかりにくいけど。黄色い栗のつつまれたあんこと白玉、そして小豆が見えてる……つもりの写真。

氷の溶ける速さに食べる速さが追いつかず、最後にはこんな状態に。ここで見えてるのは栗の練りきり…じゃないけどなんかお菓子(ひどい説明)、寒天のような形をした葛、葛の中にあんこと一緒に閉じ込められた栗の甘露煮。
他にも水羊羹、ずんだ餡も出てきました。私のには入ってなかったけど、八雲もちが現われる日もあるということ。

そう、これって「ちもとの生和菓子、全部のせ」。や、「ちもとの生和菓子、全部のせられ」。ぎっしりしきつめられた和菓子に葛と白玉と餡をのっけてそこにたっぷりの氷が乗ってるんです。ぎゃー!!!スペシャリテ!!(ちょう適当に伊気分で発してみました)
和菓子部分がおいしいのはもう知ってる、あったり前、ってのに加えて、このつぶ餡が。絶品でした。ああいい足りない、ぜっっっっっぅtxtぅっぅつぅつぴんでした。ぴんと張った皮部分を口の中でぷちっと破るとふっくらした甘さ控えめのお豆のあじがふんわりひろがるんです。ずんだも素晴らしかった。初めて産地でだだちゃ豆を食べたときに感じたような豆の味と、餡になっているのに豆の舌触りが残っていて、食べた後に喉の奥から香りがたちのぼってくるんです。まめまめしいの、全ての餡が。

おまかせだとてんこもりで大変、って方は800円のメニューもあります。氷の下にひいてあるのは餡のみで、こしあんつぶあんが選べます。白玉もオプションでつけられるみたい。こしあんもおいしいけど、断然つぶあんをオススメしますわー。感激しちゃったもの。
600円のメニューは1000の半分くらいの大きさの氷で、いちごとかあるようでした。

今年は9/17までですって。お腹すかせて飛び込むがいい。

(追記)
ともさかりえさまのブログにも。http://ameblo.jp/tomosaka-rie/page-18.html