sugar-free

「おあずけとなった今年の夏のいい日を、きっと俺達はとり返そうぜ」

プレビュー「兄弟舟」/ ハイバイ @アトリエヘリコプター

作・演出 岩井秀人
出演   永井若葉・猪股俊明・ 内田慈
      田中伸一(開店花火)・岡田昌也
      師岡広明(豚肉3カイキ)・坂口辰平

特別出演 黒田大輔THE SHAMPOO HAT)・金子岳憲  

伝説のヤクザ、若葉はカタギになることを決め、
組への恩返しとして、ライバルの
親分を暗殺しようと決める。
その暗殺作戦のためには、
若葉を敬愛する弟分の佐藤の彼女を
おとりにしなくちゃいけない。
果たして若葉は修羅場を乗り越えて、
無事にカタギになることができるのだろうか。
謎の若者二人がノンキに事件の渦をかき混ぜ、
事態は血で血を洗う凄惨な感じになりそうだ!
本人は認めないが、なかなか良い役が
もらえなかったハイバイの紅一点、
永井若葉が、とうとうたどり着いたヤクザ芝居。
本気だ。

観てみたいな〜、と思い始めてからだいぶたった今日、ようやく初見です。いっつも直前でいけなくなってたのね、前回はまさにはしかのときでした。

プレビュー公演と言うことで多分まだそんなにまとまってないんだろうとは思うんですけど、それにしてもやたらおもしろかった。笑った笑った。笑った割りに途中はなんつか「女ってさー、やっぱそうなんだよねー。当たり前だと思うし、だからこそちょっと切ないよな」と思わされる部分もあり。永井若葉さんが最高だった。特に最初の方なんて彼女の表情ひとつでシーン全体が面白いものになってたように思いました。
ストーリーは狂ってた〜。
ちょっとネタバレっぽいのでたたみます。プレビュー公演は明日までですが、もし本公演があったらアレですし。上のあらすじ読んでも何が何やらってカンジではあるのですけれども。
あ、プレビュー公演のため、改善のためのアンケートに答えるとそれを500円で買い取ってくれるという面白いことしてくれてました。


途中で事情が飲み込める(はずの)ためのネタ晴らし的シーンがありました。単に私の理解力の問題だろうとは思うんですが、その後、ちょっと混乱しました。結構突飛な設定が発覚するんですが、それまでにもなかなか突飛なシーンがあったりしたので、全てがその設定のもとに行われたことではなくって、部分部分がそういう設定のもと行われたことなんだろうと思ってしまったのです。終わってから考えてみれば、アレ全部その設定で行われたことって考えてもいいんじゃん!て思いました。だもので、意見アンケートに意味不明なコメントを残してしまいましたよ……。はずかし。