あれ、舞妓は?アヒルは?といいながらもこちらを。だってもう終わっちゃう。ギリギリでいつも生きていたいから。……うそ。映画はね、チェックが甘くていつもそうなっちゃうの。
予告編で「アヒル」「クワイエットルーム」「腑抜け」がかかりまして。「アヒル」は全く情報を入れずに観たかったのに、これまで「寺十吾と猫田直が出る」という恐ろしくピンポイントな情報しか入れないでおいたのに。予告をばばんとみせられちゃったなぁ、残念。本屋のカンジとかイメージと近いかも、って期待できたのでよかったですが。「クワイエットルーム」は宮藤さんの一瞬のどアップにくらくら。「腑抜け」は予告のトップでさっきまで観てた人(吉本さん&ノゾエさん)が出てきてなんだか、おお、と。「しばらく本谷は」と言っておきながら、舌の根もかわかぬうちにこれは観にいってしまいそうな気がします。日曜最終回に*1。
本日は2本続けて妄想モノでした。私はこちらの方が断然好み。ほんっと面白かった。観に来るの間に合ってよかった。渋谷シネマライズでは7/6(金)までみたいです。
もうなっさけないベルナルさんがたまらんくて終始くすくす笑ってました。あの素っ裸の手紙と、隣室忍び込み発見されるところ。たまらん。
それと同時になんかねー、やっぱ私は男子の気持ちは分からないなぁ、多分一生分からないなぁとも思いました。いえ、描かれているあの情けなさとか、感情のふり幅とか、途中のセリフでもあったように「最初は小さかったのが大爆発」的な気持ちとかは「ああそうだろう」とは思うんです。でも最初のほうで、二人で手を合わせて話しているのを観てるときにね、異性の手を握ったときの感触って、「自分の手との違いを幸せと思う」という意味では男女共通なんだろうけど、でもその感じている「違い」ってのは男女では決定的に違うわけでね、そもそも男女間で違うからこそ感じられる感触なんだけどね、でもその瞬間の感触のベクトルって間逆じゃね?というか……。うーん分かりづらくしか書けない。そんでね、それって結局感触だけじゃなくって気持ちの上でもそんなもんだろな、というふうに思ったのです。なんだろ、悲観的なわけでもなく皮肉でもなく純情ぶりでもなく、「あーわかんないもんだよね」て考えがずとんとダイレクトにきたのですね。そんなことを描いている映画ではないんですけどね。なんか語尾がずっと「ね」になってきたね。
シャルロットの歳のとりっぷりがステキでうらやましかったなぁ。キュート全盛時代のシャルロットにそこまで詳しくない、てのもあるかもしれないけど。
あとクレイアニメっぽいみせ方楽しかったな。この監督作のBjorkのPV「Human Behavior」を思い出しました。水道から出るセロファンの水が一番のお気に入り。数々のフェルト作品もかわいくてね。