sugar-free

「おあずけとなった今年の夏のいい日を、きっと俺達はとり返そうぜ」

衛星都市へのサウダージ / ヨーロッパ企画 @ THATER/TOPS


未来。
宇宙船地球号、定員オーバー。
「この惑星系にはよく来るんですか?」
「庭みたいなもんですよ」
SFガジェット総まくり!
くだらなくも雄大なサーガ!
スペースシップに郷愁を乗せて、
この春、ヨーロッパ企画は時空を超える(話の上で)。


作・演出:上田誠

出演:石田剛太、酒井善史、諏訪雅、角田貴志、土佐和成、中川晴樹、永野宗典、西村直子、本多力松田暢子、山脇唯

上田さんの日記にあった「開場中は下の階でみんな息をひそめている」を思い出しながらにやにや開演を待っちゃいました。「バック・トゥ・2000シリーズ」ラスト3作目。


全体的には、前回の「冬のユリゲラー」が楽しすぎたのもあって、うーん、ふつう。という感想でした。もうちょっと緩急や、各シーン同士のつながりがテンポ良くきてほしかったように思います。登場人物が多いんだろな。11人いる!だもんね。

とはいうものの、ところどころでは面白すぎました。

あのワープの下ネタ、ああいうあからさまな下ネタあんまこれまで見てなかったよな気がして面白かった。ちょうど後ろの席に「キミたち高校生?」てな若々しい男子が3人で座ってまして、さらに開演前にこれまでのヨーロッパ企画公演について饒舌に語っていたりして、その若々しさをほほえましく盗み聞きしていたわけですけれども(ゆるせ)、彼らがこのシーンでひぃひぃ言いながら笑っていたのが幸せでした。ああ今日はいい環境でみてるゼ、って思った。

猫のくだりはなんだかちょっとした団結が描かれたしあわせシーンでしたー。猫だもん、しょうがないよ。つぶやきスワーに、石田さんが猫を買い始めたことと、酒井さんが猫の先輩として石田さんにアドバイスしている、ってことが書いてあったのを思い出して、酒井さんが猫にほろ〜んとなっちゃうところで「そりゃそうだろう、そうだろう」と頷きました。だって猫だもん。
ストーリーと関係ないところで酒井さんのビジュアルがちょっとよかったね。黒縁メガネにサスペンダー。

そしてまた諏訪さんにやられました。「11人いる!」と「個性が数値化される!」と「へいへーい」にはまいりました。「へいへーい」って、こないだの大人本公演では良々が言っていて、一緒にいったお友達とちょっとしたブームになったセリフ。こんなところでまた出会うとは。で大爆笑。このセリフが諏訪さん→永野さんで発せられたというのがまたツボでした。永野さんはまたいじられてて「ちっちゃいっすよ!」てセリフが「人間が」かと思いきや、ぼそっと「背が」って言われたの、おっかしかった。



そして9月のSSMF。すごい、監督陣がハンパなく充実してますなー。銀杏作品みたいよ、またせいこうさんとのユルダラトークききたいよ……!なんですが、ちょうど9/22、土曜なのに出勤しなきゃな日なんですよねぇ……。昼開演だし。あーくやしいいきたい。