sugar-free

「おあずけとなった今年の夏のいい日を、きっと俺達はとり返そうぜ」

吾妻橋ダンスクロッシング 『The Very Best of AZUMABASHI』 @ アサヒ・アートスクエア

うんちの建物にいってきたよ。

プログラムリスト
o. 河童次郎「かっぱ橋ダンスクロッシング
1. オープニング
2. 康本雅子「姉?」
3. ボクデス&チーム眼鏡「小手指商事・営業課」
4. 身体表現サークル「ザ・ベスト」
5. 宇治野宗輝&ザ・ローテーターズ「EVEN THE BEST CAN GET BETTER WHEN IT'S BIGGER」
(休憩)
6. Off Nibroll「Chocolate」
7. 康本雅子「ブッタもんだすって」
8. ほうほう堂×チェルフィッチュ「ズレスポンス」
9. KATHY「MISSION / R」
10. Bonus Track「!?????!」

ああ楽しかった。もうダンスとかパフォーマンスとかよくわかんないけど楽しかったよー。康本雅子、ボクデス&チーム眼鏡(太一びいきだから)、ほうほう堂×チェルフィッチュが好みでした。それから全体をとおして「照明」を意識するようなつくりのものが多かったように感じました。

安斎肇さんデザインのボクデスTシャツ。かわいいうれしい。

もーのすごく関係ないけど、観終わって吾妻橋を渡っていたら、すれちがった子供がもんのすごく無邪気なきらきらした顔で指差して「あー!うんちだー!川に流せー!」って言いながら走っていっちゃって。思わずわははーて笑っちゃった。お母さんに見られちゃった。なんかこないだの空耳アワーの「嫁ブサイクでした」の画面を思い出すよなおもしろさだった。

こまかくは後で追記します。
(3/11 追記しました。長いのでたたみました)

  • 河童次郎さん

会場待ちの列の真ん中でのパフォーマンス。「今日の料理」のテーマにのせて、きゅうりの料理やオブジェをつくりまくり。河童だけに。でも今日は風がつよくて、かっぱ巻きののりは空を舞うのですよ。のりがとれなくて河童の手(手袋)をとっちゃういいかげんぷりがかわいかった。パフォーマンス名は題して「かっぱ橋ダンスクロッシング」。
入場のため、途中までしか観れなかったよ。

  • オープニング

A-haの「テイク・オン・ミー」。多分身体表現サークルのみなさまでしょう。ふんどしの体(しかもなぜか体前面のみ)にクリスマスイルミネーションのような灯りをつけて、それが体の動きと呼応しているのかいないのか(いなかったかな)というタイミングでびかびかとついたりきえたり。

ああ、相変わらずステキでした。喪服風の黒い着物をまとって、額にお札をはりつけてダンス。前髪か顔にかかりまくり、着物の裾は長くてキレイな足にまとわりついて、だからこそ、隠されていた顔や足がみえるとどきっとする。相変わらずエロくてステキです。頭のてっぺんから足の先まで、自分がどうみえるかということを熟知してつくられたパフォーマンス。
途中から着物を脱ぎ捨てて、ランプを手に持って振り回しながらのダンス。みえ方が一変しておもしろかった。

  • ボクデス&チーム眼鏡

わーい、待ってました!
サラリーマン風ルックスの男性5人組ですよ。スーツ男子好き&メガネ男子好きは観ればいい。両方好きな人にはさらに倍!
今回は「very best of〜」とついているのもあって、以前の公演で観たネタもありました。スローモーションプロレスと時計見るパフォーマンスとうどん縄跳び。
スローモーションプロレス。前回観た時、下手側の席にいたため全く見えてなかったのですが、今回やや上手側から観てみたら、ちゃんと観客役もセッティングされていたのですね。わーい、なんかこの動きつい最近観たぞ、と思ったらアレでした、新感線アカドクロ。スローモーションきてるのか(きてません)(アカドクロ数年前だし)。山縣太一好きとしては観客役にロックオンでした。あと「私は、結果が出てからの自分のポリシー作りが得意です〜」て歌。お前が歌うんか、とつっこみました。いや、彼のひととなり知りませんけど。
それからうどん縄跳び。うわーい、うどん縄跳び好き好きー!大縄跳びであるところのうどんは1本から3本に増えるのです。急にハイテンポかつリズミカルになる音楽に合わせてとびまわるのを観てるとにこにこします。
縄跳びに参加する人数が増えた?とおもったところで、身体表現サークルとさりげに入れ替わり。

ふんどし一丁の男性4名がくんずほぐれつ。微妙に重そうだったり痛そうだったり。ちょっとだけ息がつまったところで急に弛緩する瞬間が現れたりして面白い。あの手を伸ばしたまま回転して隣の人をぶつパフォーマンス、小さい頃に思い描いていたことに似ているような(なんだろ、うまくいえないですがヘンなイメージが頭にうかぶことありませんか)。ヘンな気分でした。あとふんどしスクリーン。ステキ。

楽器じゃないものを楽器にしちゃって行われるパフォーマンス。その場にあるものをクローズアップすべく、映像で大写しにしたりするあたり。初めてSTOMPっぽいTVCM*1を見たときのような気持ち。ターンテーブルの上がどういう仕組みになっているのか凝視。

苛立ちを表現する間合いが絶妙。ニブロール、いつも焦燥感が前面に出ているように感じるのですが、実際のところはどうなのでしょう。

男性と二人でのダンス。やー、かっちょよい。ふと音楽がなくなったときに訪れる二人で部屋でいちゃいちゃしてるようなぐだぐだ。そしてぐだぐだの直後の、音楽の入りと共に体の隅々まで神経が行き渡る過程を見せてくれるような動き。ぞくぞくしちゃう。音楽でもそうですけど、ブレイク&ブレイク後の入りって最高に気持ちいい。

ほうほう堂、この「ズレスポンス」しか観たことないのですが、振り付け自体の伸縮と、その結果の体の伸縮のリズムがたまらなく気持ちいいです。作品の印象が非常にガーリーなのはなぜかしら。

あまり好きではないパフォーマンス。なんかバカにされてる気になっちゃった。前回観たときといい、最後はいつもこれ系なのかしら、吾妻橋。企画物じゃなくて、自分たちの作り上げたものをみせて欲しいと思うのです。

  • Bonus Track

ボクデスさんによるシザーハンズ。観ていないのですが、前回の吾妻橋のラストは鉄割によるネギファイティングだったそうで。くさそう、と思っていましたが、今日も十分くさかったです。臭いの元のブツは大好きですけど。

*1:大昔、STOMPみたいに、台所にあるキッチン用品をリズミカルにたたいてるだけのCMがあって大好きだったのです。保険会社だかカード会社だかのCMだったと思うのですが。