sugar-free

「おあずけとなった今年の夏のいい日を、きっと俺達はとり返そうぜ」

フラガール

たくさんのお友達にオススメされつつも、公開時期にどうしても泣き映画が観れない精神状態だったために見逃していたこの映画。シネ・アミューズで再上映(しかも1000円)してくれたので喜んで観にいきました。

いやー。好きだったわー。何があっても蒼井優。きらっきらしてた。ラストのオンステージのカメラワークのちょいエロ風味もあわせて、あんなかわいらしいお嬢さんを見せてくれただけでもかなり満足。松雪さんも往年の大女優さんみたいよ、クラシカルなお洋服がとてもお似合い。そしてあの気の強い、きっぱりとしたステキさ。銭湯に克美とーちゃんのなぐりこみにいったところ、しびれました。あと最初のフラシーン。のぞいていたフラガールたちが「うわあ……!」ってなったことに共感しまくれるかっこよさでした。このシーンのための努力を語っているメイキングをみたのでなおさら。
それから、三宅マンが出演しているということをすっかり忘れていたのに、第一声で「おや三宅さん」と思ってしまった自分をどうかと思いました。

ストーリーだけを追ってしまうとかなりのベタな展開なのに、いちいちいちいち「う」ときてしまい、もう2回目の「う」から諦めてだばだば泣いてました。最後のほうには鼻が両方つまりはじめて、気を抜くと「ふご」てブタ鼻ならしそうな勢いでした。最初反対してたお母ちゃんが、娘に知られないところで支え始めたところなんてもう。たいへん。周りを敵に回してまでもだよ。しかもそのきっかけが娘の踊る姿だったってところがさぁ。もうさぁ。弱いのよ、お母ちゃんものには、ほっといて!(なぜキレる)


ワタクシは悪役のいない作品が好きなんだな、と再確認*1

あ、気になったことひとつ。「ひよこ」は東京土産じゃないやい!(過去福岡に住んでいたので「ひよこは福岡」と信じて疑わないよ!)(東京土産になったのって最近よね?)(じゃ、この映画の時代は東京土産じゃないじゃんかー!て少しうっとり気分さめました)(や、「東京土産になったの最近」てのが思い違いなのかもしれないけど)

*1:こないだ観た「ボク」の小日向さんだって「ヤなやつだー、きー」となったけど、「悪役」ではなかったと思ってます。あの立場ならああなってもしょうがないでしょう、って思えるので。