第51回岸田戯曲賞(受賞作品なし)の選評が掲載されました。
http://www.hakusuisha.co.jp/kishida/review51.php
本谷、前田作品に言及されたものが多くて、ラッキーにも両作品とも観劇しているのでこくこく頷きながら読みました。前田さんの作品は(失礼ながら)ネットにあがっている劇評が多くなく、また個人的には楽しんだ作品だったのでフラットな形で読みました。対して本谷さんの作品は、自分の手ごたえとしては「?」というか正直かなりいまいちだったのに、ネットにあがっている数多くの劇評では絶賛されていて、ものすごく違和感があったのです。そのあたりをずばっと指摘してくれている選評にすっきり。岩松さんの言っていることがやや感覚的ではあるんでしょうが一番しっくりきました。「観ている側を甘く見てる」って感じてしまったってことなんだなぁ。
そしてすっきりするとともに、感覚を整理/分析して表現できる能力が欲しいと改めて実感。ふう。
宮沢さんのキーワードは「かっこいい」なのですね。