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「おあずけとなった今年の夏のいい日を、きっと俺達はとり返そうぜ」

荒木経惟 東京人生 @ 江戸東京博物館

行きに駅を出たところの地図を眺めたら「江戸東京博物館」がすぐ近くだと知りまして(東京オンチ&方向オンチ)、観劇後に向かいました。今たしか観たいのをやってたハズ、と思ったら、浮世絵とアラーキーでした。
こういう場所でアラーキーの写真を観るのは初めて。「東京人生」というタイトルだけあって、60年代〜現在までの東京の風景と人を中心とした展示。今知っている風景や、40年も違うのにほとんど変わっていない景色や人たちの造作がおもしろく、何より写真から出てくるパワーが力強いこと力強いこと。圧倒されてしまいました。
自分が高校生くらいの渋谷のスクランブル交差点やら、まだ隣が「ビビビ」でないころのスズナリやら。知っている景色と違っていて「昔なんだなー」と思うのに、その頃の景色の中を確かに自分も通っていたハズなのよね、と不思議な感覚でした。それから、写真として切り取られた通勤風景などの人ごみにいちいちイッセー尾形が紛れ込んでる、と思ってしまいまして。イッセーさんの観察眼ってこういう切り取りなのかもしれないな、と思いました。……なんかひどい感想だな。
観終わったら、特別展の浮世絵も観ようと思ってたのですがへろへろになって帰途についたのでした。いいものみたなー。

http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/about/josetsu/dai2/2006/1017/1017.html