sugar-free

「おあずけとなった今年の夏のいい日を、きっと俺達はとり返そうぜ」

むしろ秋に

最近購入したCDが軒並み良くてとても幸せなのですが、その中の1枚。

二階堂和美のアルバム

二階堂和美のアルバム

ワタクシ、ふだん、なぜか音源を聴いているときに歌詞を聴かない癖がありまして。このCDについても、その変幻自在な歌唱っぷりに感心するばかりで。曲によってまるで違う人が歌っているように聞こえるんですが、その変わり方がイヤミじゃない。実はそういうのって貴重だよなーなんて思いながら聴きまくり。long torch songの「ばいばい」の声の表情がたまらないの。
そうやってお気に入りだわ〜、と聞いていたらどこかのサイトで、このアルバム曲からの歌詞を抜粋して書かれていて、おや?と。こんなにステキさんなことを唄ってらっしゃったのか、と歌詞カードをめずらしく紐解いてみたらば、驚きました。詩的で。イルリメちゃん、ちょうポエマーじゃん、ごめん、グロウンに出ていた名倉っぽいひと、という認識しかしていなかった(ひどい)。オフィシャルに歌詞をまんまのせてるんですね。めずらしいことだわ。

愛したい気持ちが 愛されたい気持ちを 追い越して つらい日々になってしまっているのです
愛されたい気持ちが 愛したい気持ちを 追い越して わがままになってしまっているのです
(Lover's Rock)

普段、ついついリズムが面白いものばっかりに傾倒しがちなので、このアルバムを愛聴している自分はちょっと新鮮です。夏発売のアルバムですが、むしろこれからの季節にぴったりなのではないかしら。
仕事しながら聴いていると、ついつい穏やか〜なキモチになってしまうのです。いいことか、わるいことか。いいことよね。

赤犬ちゃんによると、関西でのレコ発ライブの売れ行きが芳しくないそうで。なんでー?土曜日なんてうらやましすぎるのに*1。関西方面の方にはぜひぜひオススメいたしますわ。

*1:東京は木曜……