sugar-free

「おあずけとなった今年の夏のいい日を、きっと俺達はとり返そうぜ」

僕らの音楽 くるり×松尾スズキ

あぁ、言葉を大切にしている二人の丁寧で真摯ででもちょっとくだけてるトーク。見てる私からはいろんな見えないもんが出ましたよ。あぁ出た出た。出した出した。

「"この人に優しくされたいな"と思いました」にやられたと思ったら、好みのタイプの話してるはずが「付き合う人になぜかある共通点」になっているし、きんつばのような*1声の出し方やらもう。音楽と演劇における、環境による声の変わり方あたりはものすごく興味深かった。「東京」にまつわるエピソード、なんか最近聞いたような気がする。岸田日記?
そして岡村ちゃんの「裸の自分はどうなの?」を思い出したりもしました。

やった2曲が「ばらの花」と「東京」という、そんなのずるいやい!てな2曲で。しかもドラムがクリフ。やさしタイトなドラムのクリフ。嬉しすぎた。半泣きというかほぼ泣き状態で画面をみつめてわれながらやばかった。デビュー以前や直後のまだまだ生々しい頃の「東京」を私は知らないけれど、そういった生々しさやヒリヒリしていたかつての自分を懐かしく見つめてしまったりする今、このタイミングで聴けていることも幸せなような気がします。
このためにここだったのか、という種明かしが行われたラスト。ギラギラした店内と外のきらきらしたたたずまいの東京タワーが素晴らしかった。ああいいものみせていただいた。

*1:ここがどうにも自分の感覚に的確であろうとしてヘンなことになっちゃていていとしさ爆発