岩松了3本公演の2本目。今回は演出に倉持裕さん。
私は好みでした。今のセンター街とこの戯曲が書かれた頃のセンター街がどれほど違ったか、その空気感はもう思い出せないけれど、なんだかんだ田舎者の集まりである東京と、その集まりがさらに集まりやすい渋谷の街を舞台に「若者だけでない」「センターで暮らしている自意識をそれなりに持っている」人々が描かれているのが興味深かったです。
役者さんについては、長田さんがとてもステキでした。心にどろどろやもやもやを抱えていながらも普通に過ごしている女性、の風情がばっちし。あと、これはやっぱり倉持さん演出だからか、ぼくもとさんと玉置さんが出てくるとほっとするというか、テンポが急に良くなるように感じました。
パンフレットを買ってみました。3公演共通で\850なのでいいんだけど……買わなくてもよかったかな。
