sugar-free

「おあずけとなった今年の夏のいい日を、きっと俺達はとり返そうぜ」

メディア @ シアターコクーン

ニナガワ演出、大竹しのぶ生瀬勝久ギリシャ悲劇です。

……つまんなかった。

でもニナガワ演出のギリシャ悲劇はいつもこんなカンジらしいですね。うーむ。昨年の「シブヤから〜」はよかったけど、この調子がいつもなのならもう見にはこないでしょう。
特にあの友人(なの?)である女性15名ほどが集団でセリフをいうシーンがダメでした。セリフ自体もあまりなじみのない言いまわしなのに集団で言われると聞こうと思って聞かないとよくわからないんですが、聞こうとしてもやっぱりぴったりのタイミングで全員が言えるわけもないので非常に労力がかかるんです。まぁストーリーから考えた演出上、必要なんだろな、とは思いますけど。全員で話し始めるたびにため息でした。
あと最後の外を見せるヤツ。あれって必要あるんですかね。
役者さんは堪能しました。大竹さんってすごいんだなぁ、凄みがあるなぁ、と思いながら。大竹さん以外のキャストはあまり出番がなかったですね。チラシや宣伝の仕方としてどうなのよ、というくらい。
まあ、年齢層の高いお芝居でしたし、周りの皆さんは満足そうだったので、作品の完成度とかじゃなくて、単に私のこのみにあわなかった、ということで。