sugar-free

「おあずけとなった今年の夏のいい日を、きっと俺達はとり返そうぜ」

愛の渦 / ポツドール @ 新宿THEATER/TOPS

ko-moto2005-04-23
入りの音楽が前回と同じく岡村ちゃんの「Sex」。これってもしかして毎回そうなのかな(前回公演に岡村ちゃんTシャツで来てた人いたし)。この曲のさまざまなバージョンが聴けてなかなか幸せなのだ。

んで、本編。

ポツドールのサイト(http://www.potudo-ru.com/index2.html)に書かれているように、確かにスケベなお話でした。いや、どっちかっていうと「よし、今日はエロい芝居をみるぞー」と思って行った割にエロくはない、といいますか。いや、なんたってこのお芝居の舞台は乱交パーティー会場なのでもちろんそういう描写は多いんですけど、うん、エッチとかエロとかじゃなくて、確かに「スケベ」。うまいなぁ。

前回と同様、全く出演者の会話が聞こえないほどの大音量の音楽が流れているシーンから始まったので「あれ、またこれなの?」と思ったんですが、途中から普通に会話が聞こえるシーンに。それが乱交パーティー参加のための面接シーンだったんですけど。やー、このシーンが一番面白かったかも。このシーンに象徴されているように感じるんですが、なんだかんだ女性中心で進んでいく様子が興味深かったです。誘ったりするのは男性なんですけど、性的な目的で話を始めたり、いろいろ決定したり、すごくドライだったりするのは女性のほうでねぇ。打ち解け始めてからなんて完全にね。途中で来たカップル自体もその受け入れ方も、ねー、女性が強かったですよね。んで、気持ちが動いちゃったりとか、性的なこととは関係ないことでキレてみたりとか、最後の店員の男性のシーンとか、ねぇ。男は物悲しいのかもねぇ、て描かれ方をしていたように感じました。
最後にカーテン開けて朝日が部屋に降り注いできたところがよかったな。あそこで女性が全員スイッチ切り替わってたのが見事でした。それってちょっと分かっちゃうよねぇ……。