sugar-free

「おあずけとなった今年の夏のいい日を、きっと俺達はとり返そうぜ」

清水寺

JRのキャンペーンなのかな?「冬の京都」というテーマで3月くらいまでの公開となっている「成就院庭園」を見にいきました。

狭い敷地をどう広く見せるかをよく考えられたお庭。その証拠に見る角度によって全く違うお庭に見えるのが印象的でした。今回のキャンペーン対象は拝観料がやや高だったんですが、すべてに気のいいおばあちゃん/おじいちゃんガイドがついているみたいで興味深いお話をたくさん聞くこと
ができました。それぞれの石をどう見立てて、どう楽しんで、歴史上の誰が好んだかなど。特に庭園手前にある鉢(誰が袖(たがそで)手水鉢)は、当時の文化に基づいて匂い袋が流行していたから、その袋に似た形の鉢がすえてあるそう)いたりして興味深い拝観でした。

しかし清水寺はあまり好きではない(たどりつくまでに店が多すぎるのがちょっと)なんですが、なんだかんだよく行くハメに。企画が上手なんだろうなぁ。以前やってた「菩薩の胎内に入る」的な(かなりうろ覚え)拝観が一番印象的だった。本当に真っ暗で何も見えない地下に入って手探りで進んでいくとサンスクリットの描かれた石があって、そここそが胎内である、てなコンセプト(って言っていいのか)だったんですがね。たどり着くまでの完全な闇の中にぼんやりとうかぶ石に触れると、人も多くて話し声もかなりある筈なのに穏やかな静寂がおとずれたように感じました。

「胎内めぐり」ですね。今は休止しているけどイベントではなく通常拝観できるようです。 http://www.kiyomizudera.or.jp/tainai.html