2004-11-30 重力ピエロ / 伊坂幸太郎 Book ちょうどこないだの芥川賞のメッタ斬りを読んだんですが「この人は女の人にもてるんですよー」と書いてあって。ナットク、ナットク。どの本読んでも、扱ってるのは何かしらの事件なのに、登場人物は大抵、深く優しい。この本のパパなんてもう。それに家族を思うお兄ちゃんも弟くんも結局むちゃくちゃ優しいもんな。 しかし「良くて悪いこと(悪くて良いこと、でしたっけか)」に関しては色々考えるなぁ。最後の兄弟の選択を読んで、イラクで殺害された香田さんのことを思ったりした。