sugar-free

「おあずけとなった今年の夏のいい日を、きっと俺達はとり返そうぜ」

パンを焼きながら 待ち焦がれている

*[Book]好き好き大好き超愛してる / 舞城王太郎

好き好き大好き超愛してる。

好き好き大好き超愛してる。

読了。

初舞城本だったわけですが。
ウワサで聞いていたよりもかなりソフトな印象でした。
表題作は複数の話しからなっているのですが、どれも女の子が死んでしまって、男の子が「超愛してる」という内容でした。
不思議なんですが「超愛してる」ってことがかなりテンポよく、かなり感情的にかかれていて、それも「超」がつくだけあって熱烈なんですが、なんだか、対象となる女の子の不在を感じるところでした。コミュニケーション不全、という印象というか。相手が確かに描かれているんですが、どこか妄想っぽい。でも熱烈。おもしろいなぁ。ちょっと岡村ちゃんみたいだ。

もひとつ掲載されている「ドリルホールインマイブレイン」は、こちらの方が評判を聞いていた舞城作品のイメージに近いカンジ。体力のいるストーリー。