sugar-free

「おあずけとなった今年の夏のいい日を、きっと俺達はとり返そうぜ」

ポツドール 「ANIMAL」 @ 三鷹市文化センター星のホール

ポツドールです。
会場の前に「今回は舞台が広いからセリフを聞こえなくても伝わる方法を試みました」的コメントがあったので、舞台が始まって「あ、そゆこと」と思いました。役者はそれぞれ何かを言っているんだけど、大音量の音楽で全くセリフが聞こえない。今回最前列で見ていたんですが、最前列でも思いっきり叫んだ時しかセリフは聞こえなかったです。途中から海外の映画を吹き替えナシで見てる感覚になりました。状況だけでなんとなくストーリーを見ている、という状態なので。

まー、イヤ〜な気分になる芝居でした。友人一人を間違えて死なせてしまった状況で繰り広げる若者たちの行動を描いているんですが、常識的な行動(通報とか)は全くされず、悲しむ様子もなく、誰の責任かを争う様子や、どうやって隠すかを検討する様子や、全く関係ないようにタバコをふかしたり女の子を口説いたりする様子。あーあーあー。

色んなサイトを見て回ったら酷評だなぁ。演劇に詳しい様子の方ほど色んな知識をもって批判しているような印象。そうなのか、と素直に読んだり。これまで色々と新しい試みをやってきた方々なんでしょうねー、「これが新しい手法か」云々、という論調が多いようなので。今回はこれまでとは違う(作風とか賛否両論なところとか)みたいなので、もう1回くらいは見に行ってみようかなと思います。

あと戯言ですが。
川沿いの設定のため、舞台には砂というか細かい砂利というか、しきつめてあって。役者の方があまりこちらにとばないように動いているかな、とは思ったんですが、たまに顔にヒットして「いててー」となっちゃいました。あとほこりで鼻がむずむず。
それから出入りの音楽がずぅっと岡村靖幸の「Sex」でした(誰のリミックスかは分からなかったけど)。会場に向かうまで岡村ちゃんを聴きながら歩いてたのでびっくり喜ぶ。……ホントにお芝居と関係ないなぁ。