sugar-free

「おあずけとなった今年の夏のいい日を、きっと俺達はとり返そうぜ」

タイミングについて考える

帰りの電車できれい目のお姉ちゃんが乗ってきました。それなりに混んでいたので彼女は私の目の前に背を向けて立っていたのですが。ステキな後姿なのですが、髪の毛にちっこいトイレットペーパーがついていたのです。「むむ、これはティッシュではないな、トイレットペーパーの切れ方だな」と思いつつ眺める。
頭の中にはR25に掲載されてる「大人力検定講座」のような3択が浮かぶ。

  1. ゴミがついてますよ、と言ってみる
  2. 電車がゆれた時などにさりげにとってみる(怪しい人と思われう可能性アリ)
  3. 何も言わないのがやさしさというもの

うむー、と考えてるうちに急行で3駅通過。はい、もういまさら、というカンジになったので「何も言わない」を選択。同じ駅で降りた彼女の頭には電車を下りてもなおトイレットペーパーがついていたのでした。

あーあーあー、なんだか。

松尾スズキさんのエッセイにもあったなぁ。
「劇団員が稽古中に怪我をした時の行動にはある決まったパターンがある。かけよって手当てする人、まわりで心配そうに見る人、かけよろうとするけど「あ、自分はジャマになる」と思いなおして何もしない人」(うろ覚えです)みたいなのが。
私は「あ、自分はジャマになる」と思う以前に、単にタイミングを逃してるだけ、ってタイプなんだよなぁ、となぜか感慨(?)にふけったのでした。