この２つのお寺はなんだか縁があって良く行きます。仁和寺は御室桜を見に行ったんですが、見頃が４月下旬といわれているわりに！ もう真緑でしたよ、まみどり。あいやー。ちょっとだけ咲いてた一本の木だけ写真に収めて竜安寺に移動。ここはいつ行っても紅葉がみっしり茂っていて（夏でも日陰で涼しくなるくらい）大好きなお寺です。今の時期は新緑の紅葉。葉脈が透けて見えるような薄い生まれたての葉っぱの美しさにしばしぼぅっとたちどまってみました。
石庭はいわずもがな。この石庭、実際は15個の石が配置されてるんですが、どうやっても見ることの出来ない石があるんですね。この庭の解釈の一つに「15個の石は“心”という字を表している。それぞれの石はいろんな角度からいろんな見え方をするけど、どうしても見ることができない石がある。それが人間の心である」 というのがあります。諸説あるこの石庭の解釈のうち、この説が一番しっくりきます。庭の裏にあるつくばいに書かれた「吾、唯、足、知（われ、ただ足るを知る）」という言葉と合わせると、特に。
