sugar-free

「おあずけとなった今年の夏のいい日を、きっと俺達はとり返そうぜ」

彼女が死んじゃった。

「一番大切なものに俺はいつも遅刻する」

直前の豆さんの「痛くなかったか」「楽になれたのか」と合わせて最後の最後にぐわわわわぁ〜、ときましたね。その前のヤなゴルフインストラクターとのもみ合いで壊れたメガネの代わりに再度登場したシュノーケルつき水中眼鏡。「ゆかりは海にとびこんだんですよね」とかかって後追いを示唆させるようなシーンにしていました(しないと思いますけども)。

「チャンスの女神には前髪しかない」ってのがありますよね。たまに小説やドラマや漫画で目にする表現です。大抵、友人から言われたこの言葉をかみしめた主人公はチャンスをものにしたり、チャンスをモノにできなくて落ち込んでいるところを元気付けられたりするわけですが。ちょっと違和感あったりしてたんです。だって、大抵チャンスを逃す時って言うのは"今がチャンス!"ってことにすら気づいてないんじゃないのかな、と思うから。だから友人に相談することもないし、この言葉でアドバイスされることもあまりないような(ってこれは私自身の性格の問題?)。だから「あの時ってチャンスだったんだ……。チャンスの女神って前髪しかないんだよね……」って時にしかこの言葉って実感しなかったりするんですよね。そういった気持ちがガツンと表現されてると思います、この一言。

また、友人と以前こんな話をしたことがあります。

  • 何かをしたために人を傷つけるのと、何もしなかったために人を傷つけるのとではどちらが罪深いか?

おそらく後者。そして世の中に多いのも後者。なんじゃないでしょうかね。傷つけられた側としては、傷つけた側が自分に関心がないと思ってしまう点で。傷つけた側としては、消極的になったがために人を傷つけ、それを改善するためには最初に行動するよりも多くのパワーを必要とする点で。……てうまくいえていません。